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（ここ、なに……）
結局、あのあと俺は春のあとをついていった。
その先でみたのは、どでかい建物。
おそらくマンションなのだろうけど……。
『……ここ、オレの家。』
「……は？」
俺は、数十メートル手前でマンションを見上げたまま、間抜けな声を出してしまった。
お前の家は、金持ちか……。
そう言おうとして春の方に顔を向けると、春はマンションの入り口まで歩いていた。
「……放置かよ。」
とりあえず俺は、春のあとをついていくしかないようだ。
あまりのマンションの大きさに若干の恐怖心を抱きながらも、マンションの入り口に向かって歩き出した。
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