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「さあて、ヌギヌギしましょうねえ」
子供に向けるような言葉とともにゆうなはしゃがみ込み、俺の背中へと手を回す。
パチン、と金具の外れる小さな音がした。
それとほぼ同時に、俺の身につけていたブラジャーは自由落下運動をして見せ、ちっぱいが外気に晒される。
これはそのせいなのか、それともゆうなに対する怯えなのか。
ぶるっ、と一度肩が大きく震えた。
それを視認したゆうなは口端を三日月のように持ち上げ、俺の股の間に自身の太ももを食い込ませていく。
そして、覆い被さる形で俺の上へと乗り出してくるゆうな。
左右の手が俺の真横を奥に向かって進んでいき、そのたびにゆうなと俺の距離が縮まっていく。
徐々に縮まっていくそれ。
彼女の吐息が顔にかかるかという距離にまで近づいたとき。
不意に俺の太ももを撫でる感触。
とっさに見下ろすと、ゆうなが人差し指一つで、道筋を作るようにゆっくり膝から太ももの付け根に向かってそれを滑らせていた。
あまりになめらかな動きに、固唾を飲んでしまう。
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