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なにせ、今日はまだ一度もゆうなの頭をなでることができないでいた。
あれだけ拒否していたゆうなの頭を、こうして寝ているときになでるというのは不意打ちみたいで忍びない。
だが、その気持ち以上になでたい欲求が勝ったのだ。
むしろゆうな中毒の俺が、ゆうなを前にしてあれだけの時間、なでるのを我慢していたこと自体奇跡と言えるだろう。
もう少しでもお預けを食らっていたら、きっと何かしらの禁断症状が出ていたに違いない。
だから、今のうちにチャージしなくちゃ、っと。
「~♪」
ご機嫌のあまり鼻歌を漏らしながら、ゆうなの頭をなでる俺。
天頂部付近でなでる手を往復させたり、後頭部に向けてなで下ろしたり。
ゆうなが起きたら、またお預けを食らうのは目に見えていることだ。
だからこそ、余すことなくなでまくりんぐ。
手の大きさが男のときより小さいせいで若干感触に差異を感じるが、取るに足らないこと。
そんなことよりも、なでてなでてなで倒す作業でしょ!
上からなでても良し。
両手でわしわししても良し。
ぐりぐりしちゃってもバンバンオッケー!
もう、マジでいいわぁー。
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