1人が本棚に入れています
本棚に追加
霧深い山道を走る。
あれから一時間半…
夜道を車で走るがここまで山奥になると対向車もない。
道はだんだん狭くなり何年も車が通らないのかアスファルトを割って草が生えている。
舗装された道は小さいお堂を最後に終了した。
木の葉が屋根に落ち苔が緑色に染めている。小さくなお堂。
どうやらこの道はこのお堂が終点らしい。
その先は道はあるものの整備はされていない。
さすがにこの先へ行くのは度胸がいる。
こんな時は車が四駆で良かったと思う。
舗装されてない草の生えた道を登り続ける。道は雨に洗われて掘れたくぼみが所々にあり車は激しく揺れる。
地図にもう道は記載されていない
5分ほど走っただろうか、道が悪いため長く感じる。
木々が開けた場所に辿り着いた。
そこは牧場のような場所で木々がなく草原が広がっているようだ。
車のトランクから毛布に巻いた死体を取り出して埋める場所を探す。
木々を抜けると鬱蒼とした大木があるのに気付いた。
俺はその木の下に死体を埋めることにした。
最初のコメントを投稿しよう!