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ホモサピエンス(Homo sapiens)は、絶滅の危機に瀕していた。 それは、ホモサピエンスのオスの染色体がなくなりかけていたからであった。 胎児の性別の対比はほぼ五分五分だが幼児は圧倒的にメスだった。 オスの胎児は子宮から出るとすぐ死んでしまうのだ。
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