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1989年、11月10日ベルリンの壁は崩壊した。
呆気ない程に。
ベルリンの壁は決して越えられないものの象徴であり、終わり無き冷戦時代の象徴でもあった。
故に壁の崩壊は米国とソ連の冷戦終結をもたらした。
それまで抑圧され続けていた東ドイツの市民達は、突如として舞い込んだ自由に歓喜の声を挙げた。
だがこの壁崩壊の背後には、忘れてはいけない犠牲が有った。
自由を求めて暴動を起こし射殺された者。
命を懸けて西側へと亡命しようとして、射殺された者。
数え切れない程の犠牲の上に、今の統一されたドイツ社会が有るのだ。
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