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先生:「では教科書の96ページを……」
咲:「あの子猫ちゃんと家にかえれたかな?」
(……サ……キ………)
咲:「ん?あそこにいるのはさっきの子猫…?……もしかして私を…呼んでる…?……イタッ!」
先生:「こら咲、独り言呟く前に教科書開いて授業に集中しろ。テスト近いんだから」
咲:「でもあそこの子猫が私を呼んで…あれ?いない?消えちゃった?……イタッ!」
先生:「訳のわからん事言って無いで早く教科書開きなさい。」
たしかに呼ばれてる気がしたんだけどな…。てか教科書の角とか地味に痛っ!
先生:「ではさっきの続きを……」
それからとゆうもの結局、子猫の事が気になって仕方がなかった私は授業に集中する事ができなかった。
気付くと4限目終了のチャイムが校内に鳴り響いていた。
1限目以来、特に何も起こらなかったので、お昼休みを境に気持ちを切り換えると決意。
しかし、事態が急変したのはそのお昼休みの事だった。
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