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それから3日後……
悠児は相変わらずめんどくさいという理由だけでだらけていた。服装もだらけていて、足も机の上にのせていた。
その様子を見て雅史は溜め息混じりに言った。
「悠児……もしここに先生か生徒が入ってきたらどうするんだよ……?」
「あぁ?先生か生徒が入ってくる?んな事ねぇよ!」
何故かいやに確信を持ちながら答えたので雅史は悠児に聞いてみた。
「どこにそんな確信があるんだよ?」
「だって、先生だったらこんな所にくる奴なんてめんどくさい事しねぇだろ!放送すりゃあいんだし!」
「――確かにそうだけどさ……ιじゃあ生徒だったらどうなんだよ?」
「生徒の場合か?生徒だったら、入らねぇだろ!誰も怖いのか恥ずかしいのか分かんねぇけど入って来ねぇじゃんか!!」
「そうだけどもだ……ι」
「そんな気にしなくていんだよ!」
悠児は笑いながら言った。雅史は少し心配しながらも黙っていた。その時だった……
「あ、あの!!失礼します!!!」
勢いよく扉があいたと思うとそこには茶色の短髪で水色の瞳をした青年がいた。あまりにも急だったので悠児は椅子からこけた。
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