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「力富~減点だからな。」
そこには生物担当の平賀が立っていた。
「俺はお前らが楽しく授業が出来るようにと嘘をついたんだぞぉ。」
力富は、平賀がよく授業中に嘘を言ったので、面と向かって引退しろだの、分かりづらいだのと言っていた。
「力富君~」
真鍋の背後から声がした。懐中電灯で照らすと小舟がいた。
「何でニュアンスの違いが分かんないんですか。」
彼女も力富が二年の時の英語科の教師だった。
小舟の英語が分かりづらいために、力富は授業中によくクーデターを起こしていた。
「あははははは。誰が自称ペンギンなのかなぁ、力富君。」
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