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ピンポーン
オートロックのチャイムを鳴らすと、電話で取り付けたとおりジソク君が部屋にいた。
ドアの前までたどり着きもう一度チャイムを押すと数秒もたたない内に彼が出てきた。
「こんばんは」
「あ……こんばんは。どうぞ」
中に通してくれる彼の表情が固い……
僕を警戒してるのかな~……(汗)
部屋の中に入るとマオちゃんの荷物が用意されていた。
「はじめまして。谷川省吾です」
「チャ.ジソクです。スヨさんには昔からお世話になってました……今回も…ありがとうございます」
少し寂しそうに俯いた。
「仕事忙しいのに手間かけちゃったね~マオちゃんは元気だから心配しないでね」
「あ……はい」
「もしかして、僕嫌われてる?」
「っ違います!すいません……何から何まで甘えてしまって」
誤解を解こうと一瞬慌てるも、目をそらし下を見る。
「(笑)冗談だよ~ね、今晩家に来たら?」
クッと頭を持ち上げ僕を見た。
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