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窓から見える外の景色は相変わらず猛吹雪で風がビュービューと窓を叩いていた。
ガダンガダン!
な!!なに!?
強い風と一緒に雪にまみれてスキー板を抱えて誰かが入ってきた。
やだ、どどどどうしよう…
オロオロと挙動不審になってしまった。
背の高さからして男の人だとすぐわかった。
仮にも私はここのスタッフだ。
お客様を優先しなければ……
フッとそんな事が頭をよぎり、オドオドしながら近づいた。
「あの…大丈夫ですか?」
雪をほろい、スキー板を壁に立てかけるのを手伝うと彼は「アリガトウゴザイマス」と言った。
ん?なんか…カタコトな日本語…?
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