紅―その目は流れ出る血の如く―

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咲夜「まず自己紹介ね。私は十六夜 咲夜。お嬢様が…レミリアお嬢様が治めているこの紅魔館でメイド長をしているわ。」 ???「紅魔…なるほど、一面紅色な理由はそこか。」 咲夜「あなたの名前は?」 フォリア「…フォリア。エクフォリア・N・クラフトだ。」 咲夜「外見から判断すると…外の世界の神父であってるのかしら?」 そう思われるのも無理もない。襟首が白い黒のロングジャケットに銀の十字架のロザリオという風貌で行き着く連想は大抵そうなるだろう。 フォリア「神父…、まぁ…神父か、実際そんな清々しいものでもないがな。」 そこまで言い、咲夜の言葉に違和感を覚えた。 フォリア「…外の世界…?」 咲夜「…ええ、そのあたりの話も踏まえてお嬢様が面会したいと言われてるんだけど動けそうかしら?」 フォリア「ああ、問題無い…あともう一点変な質問になるが聞きたいことがある。」 咲夜「何?」 フォリア「起きる前の俺の身体に何かしら異変はなかっただろうか?」 咲夜「…というと?」 フォリア「…。」
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