「浦島太郎」

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昔、昔あるところに浦島太郎という若い青年がおった。 浦島太郎は母親と二人暮らしで、さぞ貧乏な生活をしておったそうな。 浦島太郎の母親は年老いており、その日その日の食べ物は、浦島太郎が海で釣ってきた魚の他ありませんでした。 でも釣り上げる魚は鯖や鯵や鰯など、なかなか良い魚でした。たまに鯛とか…。 この間なんか、カジキマグロを一本釣りしてきて、松方弘樹をビックリさせたくらいでした。 そんな 浦島太郎はその日の晩御飯の魚を釣りに、今日も大きな魚籠を担ぎ1人海に向かっています。 「あぁ~、こんないだのカジキマグロ、売りゃあ良がったなぁ。結局食べきれねぇで、腐らせぢまっただ。あれ、一本で何百万かしたべらさ。」 そんな後悔とも言えないような後悔をしながら浜辺にたどり着くと、そこでは見るに耐えない惨劇が行われていました。 なんと 涙のアイドルウミガメちゃんに村の子どもたちが見るに耐えない拷問を行っていたのです。 ウミガメちゃんの頭に縄をくくりつけ、それを引っ張り、口には何故かミルクを強引に流しこんでいました。 浦島太郎はこの村の子どもたちの拷問を見るなり 「やんめろぉ~‼この小説は18禁に指定してないんだぞぉ💥」 と叫びながら、巧みなロッドさばきで、子どもたちを釣り上げならぬ、吊り上げました。(笑) 「亀よ、頭は大丈夫か?亀頭は無事か!?」 「ありがとうございます。お陰で助かりました。」 ウミガメちゃんは口をすぼめミルクを吐き出し、伸びきった首を戻しながら感謝の意を述べました。 「それやんめろぉ💥‼‼‼18禁に指定してないずらぁ‼てんめぇも吊し上げんぞ💢」 「ひいぃぃ~、お助けをぉ~。龍宮城に連れていくからぁ~。」 「なら許す。」 浦島太郎はウミガメちゃんにまたがり龍宮城に向かいました。 しかし この浦島太郎。思いがけない終わり方をします。 浦島太郎とウミガメちゃんは龍宮城にたどり着いたのですが門があきません。 その門は裏門でした。 「兄貴すんません。裏門閉まってるんで、表門にまわりますわ。」 そう言うと舎弟のウミガメちゃんは兄貴こと浦島太郎を表門へ連れていきました。 すると表門から乙姫が出てきて何とこう言ったのです‼ 「裏、閉まっとったろう?」 浦島太郎。 うら、しまっとったろう? ↓ 浦島太郎。 完
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