平和は、いきなり無くなる。

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―仕方ありませんね。とにかく、こちらの話を聞いてもらわないと…     パアァァァ     「っ!?な、何だ?周りが光り出したぞ!?」     ―よし…これで、私が見えるはず。     「あぁ、変な奴が出てきた…。周りの景色も、何か変わってるし」     ―真っ白だと面白くないので、花畑にしてみました。     「…何か、余計死んだって感じがするよ」     ―そうですか?     「だって、見たこと無い綺麗な花がいっぱい咲いてる。あの世には、こんな花が咲いてるんだろ?」     ―そうですね。あそこの花は、私が寂しくないようにと植えましたから。     「へぇ、そうなんだ。ところで…あんた誰?」     ―やっと聞かれましたね。     「で、あんたは?」     ―私は…貴方たちが言うところの神です。     「はい、先生~!一人おかしな人がいまーす!」     ―…そこまで言わなくてもいいじゃありませんか。    
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