10人が本棚に入れています
本棚に追加
「ただいま~」
「ん?」
「ただいま~!」
家には誰もいないようだった。
「買い物かなんかなんじゃない?
それならテレビつけてみようぜ!
ニュースとかでなんかやってるかもしんないし!」
こういう時の康介の判断はいつも的確だ。
普段は馬鹿っぽいのに…。
「なぁー?
お前んち受信料払ってる(笑)?」
「当たり前だろ!」
「つかないぜ?」
康介が何度キーを押しても映る気配はない…。
「どうしたんだ?
一体…?」
「キャアアアア!」
「おい!
あれ霧島じゃね?
いないぞ。」
「なんで2階にいるんだよ!」
俺と康介はドタドタ音を立てながら2階に登った。
最初のコメントを投稿しよう!