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「で…?
飯塚くんの推測は…?」
「多分なんだけど、俺たちのいた世界と似ているけど別な世界なんだと思う…。
さっきの地震で俺たちは飛ばされて…。」
「考えとしては面白そうだよな!」
康介はニッと笑った。
「とりあえず…学校に戻った方がいいかもしれない…。
異世界だったとしてどんな危険が潜んでるかわからないからね…。」
「確かに学校から出ていないみんなは危ないな…。」
「うん。
それにもし学校に異世界への入り口があるのならもしかしたら俺たち以外に飛ばされた人がいてもおかしくないだろ?
だから…。」
「資料室!」
康介と霧島の声が綺麗に重なった
「そう。
生徒立ち入り禁止だけど誰もいないなら関係ないからね。」
「それなら…戻ろうぜ!
学校に!」
「うん!」
俺の家を出て学校に向かう。
いくら探しても誰もいない。
生き物の気配すら…しない。
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