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すると、アリスに近付いてきた女性が言いました。   「アリス、また読み終わってしまったの?」   アリスは振り返って言いました。   「だってお姉さま、やることがないのですもの。」   お姉さんは呆れ顔でアリスに言いました。   「やることがないのなら、学校へ行けばよいでしょう?」   普通ならアリスは学校へ行かないといけません。   「だって、学校の勉強は簡単すぎるわ。それに、来月実施するアカデミーのテストまで行かなくてもいいって、校長先生が言ってくださったもの。」   アリスは誰よりも頭が良かったのです。 もう、同じ年の子以上の知識を持っていたので、上級生の学校に編入するためのテストを来月実施するまで学校に行かなくてもよいのでした。
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