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こんなに甘い香りは今までに嗅いだ事がないと思い彼女は、その香りを追った。
そして辿り着いたのは、花屋。
自宅も兼ねているのか、花屋にしては少し大きい気がする3階建てのその店は、夜の11時半を過ぎていると言うのにドアにはOPENの札が掛かっている。
こんな時間までやってるのかと思いながら、店の名前が書いてある看板を見て彼女は呟いた。
「レインボーフラワー ポピー…?」
綺麗そうな名前だけど、変わった名前だ。
甘い香りは確かにここからする。
彼女はOPENと揺れているドアを開け、中に入った。
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