黄色い出会い

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2階がお店なのか入口は階段を登った所にあった。 ドアをスライドすると、カランカランとドアに付いている鈴が乾いた音を出した。 喫茶店かよ、と思いながらもお店の清潔感と吹き抜けになっている広さに、少し驚いた。 「…い、いらっしゃいませ」 奥の方から蚊の鳴くような声で辛うじて聞こえたその声の主は、意外にも若い青年のようだった。 彼女はまた驚き、まさかこの青年がやっているわけではないよな。と、勝手に否定した。
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