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直
「なぁ裕也、今日の放課後一緒に帰ろうぜ?」
ご飯を食べながら裕也に聞いた
裕
「無理∀」
裕也はニヤニヤ笑いながら俺を見た
何その顔...;;
直
「なんで?」
裕也は俺にフォークを向けた
裕
「ふふふ∀
聞いて驚け!!!俺は女の子と帰るのだ!!」
え....
女の子..?
なんで?誰?彼女?
俺の頭に色々な疑問が重なっている
直
「な、彼女?」
俺の顔は青ざめてたと思う
裕
「違うけど...」
裕也はへへへと笑っている
直
「だ、誰だよ」
俺もつられて愛想笑い
裕
「えー...秘密だぜ?
お前もよく知ってるぅー
男バスのマネージャー♪」
とか言ってウインナーをパクリと食べた
直
「マネージャー...か
はは、やるなーお前」
心のこもってない言葉
でも裕也は嬉しそうに笑ってる
俺以外の奴を考えんなよ
俺だけを見ててよ
そんな事言える権利もない...
そんな歯痒さに俺は下唇を噛み締めた
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