すべてのはじまり

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初めは隊員の一人が 「隊長、向こうに何か光るものが見えます」 指を差すは今にも天を凍らせんばかりの猛吹雪 さて、どうしようか 隊長と呼ばれた男はしばらく悩みはしたものの、 日数の限界も考えて足を運ぶことにする ……青色の光、 それが第一印象だった 恐らくこれが目的の隕石、 放射能やその他の危険も考えながら、 どうして周りにクレーターがないのかと考えてしまう だが、更に近づいた瞬間、 そんな些細な問題など簡単に消し飛んでしまうほど なんとも気味が悪い光景を目の当たりにしてしまう…… その隕石を、まるで竜が守っているかの様に 三本の鉤爪の形をした氷にしっかりと固定されていたのだ 一体誰の悪戯だろうか とはいっても、今は一般人の立ち入りは許されていないはずだ あまりの不気味さに 中には吐き気を隠せなかった者もいたという……
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