一年の終わり、始まり

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「どういうこと?」      「ギガ・ビーストを倒した七人はいわゆる星の力というものを直接体内に取り入れた者達だったのだが、ヤイバという者だけは力の使い方が変わっていたようだ。」 「どんな風に?」       「例えば、僕の剣のように力を凝縮させ実態を作り上げる技がある、しかし黒には属性が存在しない。ヤイバはそれをやってのけた、様々な力を使ったらしい。」  「他の色も使えたってこと?」 「全部使えたと聞いている。」 「なっ、そんなことできるの?」「普通の人間では無理だろう。どうやったかも誰も教えてくれなかった。僕の考えれる範囲としてはヤイバはただの人間ではなかった、求められる答えは・・・・・」「答えは?」         「やつも僕と同じ人型の操り人形だったのではないか?」    「そんなことが・・・・・」  「昔ならば僕が行っても人間に見えなくもないはずだ。つまりヤイバは誰かが作った、戦いに終止符を打つための鍵だったのではないだろうか?」         「・・・・・その考えをどこまで信じている?」        「正直、あまり・・・・・」  「そっか・・・・・」
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