一年の終わり、始まり

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ヤイバは一応今は自分を仲間と認めている?ようだが、雫はもっと心の奥を見ていた。                     常に意地を張り続け、他人をけなし、寂しいのかと思ったら別にそうでもない・・・・・雫はその答えが一つしか出せなかった。                 ・・・・・                         一人になりたい、それが彼の心の言葉のように思えた。                    ヤイバは大人振っているが精神年齢はまだ若い、自分と同じくらいだろう。                          目の前で大事に思っていた者が死に、さらに仲間を見捨てるようにして未知なる世界に足を踏み入れた。                            自分なら何が出来るだろうか?                今まで化け物だと教え込まれてきた者達と簡単に仲良くなれるだろうか?                           そんなの決まっている・・・・・無理に違いない。
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