ギルドマスターの提案

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そこに一人、小さな子供が彼に向かってトコトコと歩いてきた。子供は『絶海』と名乗った少年に手紙を一通、手渡した。 「ギルドマスターから、貴方に渡せと言われた。」 「そうか、有難う。そうだ。」 少年は子供の手に幾らかの小銭を持たせた。 「……いいの?」 「気にするな。何か好きな物買いうと良い。」 少年は手紙を読み終えると、まっすぐにギルドマスターの執務室に向かった。 .
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