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ハジメは木下が動かなくなるのを確認すると、再び歩き始めた。
目の前に見えるビリヤード場の看板。
立ち止まる事なく、店内に入っていく…
相手が何人いるのか?
どんなヤツなのか?
そんな事も考えなければ、怖いとも思っていない…
強い相手と喧嘩をしたい!
そんな本能のみで、来栖ハジメは生きている。
店内に入ると、一番奥にいかにもヤンキーな連中が四人いる。
客は他に二組。
ハジメはまっすぐヤンキー達の方に向かう…
ヤンキー達の中に一人、サイズの違う大柄な男を見つけ、ハジメの視線はその男だけを見つめている。
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