レモネード

4/16
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
赤面しておどおどする私に、彼女は笑いかけた。 「…戸田夏南。よろしく」 見かけによらず、ハスキーな声でそう言った。 「あ、あたし……瀬波梨花。よろしくっ」 「梨花ちゃん……可愛い名前!」 「そんなことないけど…梨花でいーよ。」 「そう?じゃあうちのことも夏南って呼んで」 先生が来るまでの時間で、私たちは一気に距離を縮めた。 HRに遅刻してきた先生に感謝しながら。 ・
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!