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階段・2階と1階の間。
「おはよ、先生」
「Σおぉ、藤宮!」
「重そうだなー。はいはい、コレと交ー換☆」
夏輝は木下を発見すると、すぐに、その腕からプリントの山を取り上げる。
同時に持っていた袋を渡した。
「お、おぉ、悪いな」
「いいってコトよー☆」
「…これは?」
「ん?土産だよ。それは先生に」
「そうか、ありがとな」
「どういたしまして☆」
そう言うと、夏輝は笑う。
それを見た木下はハッとして、本来言わなくてはならない事を思い出した。
「お前な、学校休んでまで旅に出るな!」
「Σ!!いきなり怒るなよ、寿命縮むだろーっ」
「うるさい!毎度毎度、反省しろ!」
「悪かったって」
「聞き飽きたわ!」
そう言って腕を組む木下に、夏輝は。
「先生、血圧上がるぞー」
「…藤宮…」
この一言が地雷だった事は言うまでもなく。
その後、懇々と説教されながら教室に戻った夏輝なのであった。
end...
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