第1章―無関心教師―

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そしてなんやかんかで放課後になった・・・・ 紫苑は授業が終わり廊下を歩いていた・・・・ 「「しおちゃーん!!」」 「んぁ?」 紫苑は後ろから声を掛けられ反射的に後ろを向いた 「授業終わったあ?」 「あぁ・・・」 紫苑はだるそうな返事で寄ってきた女子生徒に返した 「きぃてぇきぃてぇ昨日ねぇ行ったお店がねぇちょろっかったこのグロスパクっちゃたぁvV」 「私も私も!!私はこの髪ゴムパクってきたよ」 女子生徒はグロスと髪ゴムを紫苑に見せながら言った 「そうか・・・・」 紫苑は女子生徒の話を興味なさげに聞き答えた 「しおちゃんってぇ先生だけどぉ私達にぃ注意なんてぇ~しないよねぇ~」 「そうそう!!しおちゃんってそういうことに対しては無関心だよね!!」 女子生徒は紫苑に見せていた物をバックにしまいながら言った 「人間興味のあることしかしないだろ・・・・」 紫苑はまた興味なさげに言い放った 「まぁいいや!!それじゃあねしおちゃん!!」 「じゃあねぇしおちゃんvV」 女子生徒達は紫苑に手を振りながら廊下を走っていった このやり取りからわかるように紫苑は全く生徒に興味を示さない なので生徒達は気軽に紫苑に万引きの話などをよくしていた もちろん興味がないので注意などを全くしない紫苑をみんな慕っていた 「ふぁ・・・・ねみぃ・・」 紫苑はあくびをしながら職員室へと向かって歩きだした
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