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プップーーー
車のクラクションが公園に響いた。
蝉の声が一瞬ピタリと途絶えた。
スケ「遅くなってゴメン!!笑」
車から降りて笑いながら話し掛けてくる。
琉唯「ホンマないわ!!バリ待ったんやで!!」
暑さのせいでやたら不機嫌になっていた。
スケ「ちょっと色々あったんやて。ホンマゴメンって!!笑」
ドスッ
それでも笑ってるスケが憎くなって蹴りを一発入れた。
雛「相変わらず仲良しなんは分かったからはよ行こう。」
琉唯とスケにそう言うと車のある方へ歩いて行った。
スケ「かなりご立腹やな。笑」
琉唯「当たり前!!」
雛の後ろを歩きながらスケとたわいのない話をしていた。
ガチャ
車のドアを開けるとそこには懐かしい顔が二つあった。
琉唯「二人ともおったんやったら出て来たらよかったやん。」
純一「外暑いし出たないもん。笑」
琉唯「自分勝手な奴!!笑そんなとこで琉唯と雛待ってたんやしな。」
純一「お疲れ様。笑」
琉唯「人事やと思って!!」
久しぶりに会う仲間とあの時と何も変わらず話をする。
それは普通の事なのか、特別な事なのかこの時は考えもしなかった。
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