公園

3/4
前へ
/4ページ
次へ
プップーーー 車のクラクションが公園に響いた。 蝉の声が一瞬ピタリと途絶えた。 スケ「遅くなってゴメン!!笑」 車から降りて笑いながら話し掛けてくる。 琉唯「ホンマないわ!!バリ待ったんやで!!」 暑さのせいでやたら不機嫌になっていた。 スケ「ちょっと色々あったんやて。ホンマゴメンって!!笑」 ドスッ それでも笑ってるスケが憎くなって蹴りを一発入れた。 雛「相変わらず仲良しなんは分かったからはよ行こう。」 琉唯とスケにそう言うと車のある方へ歩いて行った。 スケ「かなりご立腹やな。笑」 琉唯「当たり前!!」 雛の後ろを歩きながらスケとたわいのない話をしていた。 ガチャ 車のドアを開けるとそこには懐かしい顔が二つあった。 琉唯「二人ともおったんやったら出て来たらよかったやん。」 純一「外暑いし出たないもん。笑」 琉唯「自分勝手な奴!!笑そんなとこで琉唯と雛待ってたんやしな。」 純一「お疲れ様。笑」 琉唯「人事やと思って!!」 久しぶりに会う仲間とあの時と何も変わらず話をする。 それは普通の事なのか、特別な事なのかこの時は考えもしなかった。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加