野生児あらわる

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「えへへー!これでも私は学校でも成績トップ、男子たちの注目のまとだったのよー」 自慢げに胸を張って語るカノン。 「石が何で動いてんだ!?うおぉースゲー力持ち!」 って聞いてないし…… 「それはね単純な召喚魔法で、自然の力を利用して魔力消費を押さえたもので…」 「カノンはどんな魔法使えんの?」 「んーとね、召喚から戦闘、生活のあれこれまでいろいろ!」 「すげーよ!やっぱカノンってすげー!」 「ちょっ…」 ナツはいきなり手を握った後、抱きついてきた! さ、さすがこんな所に住んでいる野生児…常識がない… でも……ちょっと…ちょっとだけ嬉しいかも…ほんとにちょっとだけだからね! しかし、心とは別に体はナツを突き飛ばしていた。 「おっと、いきなりどうした?顔赤いぞ」 あんたのせいでしょ!! とりあえず、そう心の中で叫んどく。
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