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「保っちゃん、機嫌直してよ?全部藤が言ったことで、僕は悪くないでしょ?」
「葵っ!裏切るなよっ!」
「同罪!!俺は先帰るからな!おまえ等はずっとそこで反省してろっ!!」
『保っちゃ~ん』
情けない声で俺を呼び止める声。
しかし、俺は振り返ることなく公園を出る。
だって振り返ったら許しそうだもん俺。
子犬の目は強力だ。
はぁ…それにしても、身長伸びねぇかなぁ…。
と、家まであと数メートルのとこで、突然雨が降り始めた。しかも、かなり激しいどしゃ降り。
今日はとことんついてない…。
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