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ばふっ。
…前にベッドがあって助かった…。
床だったら顔面強打してたとこだぞ!?
「離れろっ!!」
「ダメだよ。ほら、こんなに冷えきってるもん」
さらにぎゅうっと抱きしめられる。
風呂上がりの二人の体は暖かく、冷えきっていた俺の体にはあらがえがたい誘惑だ。
だけど…。
「俺を風呂に行かせればすむ話じゃねぇか?」
ささやかな抵抗を試みた。
「ダメ~。離してもいいけど…一緒に入ってくれる?」
「なんでだよっ!!っていうか、おまえ等また入るのかよっ!?」
藤のわけがわからない主張に、抵抗はあえなく却下された。
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