その先で。

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『保っちゃーんっ!!キスはっ!?』 「…あとでな…」 俺に飛びついてくる二人を受け止め政宗を見ると、やっと解放された唇と額を必死に拭っていた。 …相当イヤだったのか? 「ごめん政宗。大丈夫か?」 「…あぁ…」 なんか顔色が…。 俺たちが…つうか双子がいたら政宗も休めないよな。 藤と葵は俺から離れる気は今のところなさそうだし…。 「ケイ、悪いけど政宗まかせてもいいか?俺たち帰るよ」 ここは帰った方がいいだろう。 「う、うん…」 「積もる話もあんだろ?」 さっきは藤と葵の暴走のせいで二人の話を中断させてしまったし、二人でしか話せないこともあるだろう。
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