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結局あの晩、俺は一睡もすることができなかった。
二人のしたことが頭の中をグルグル巡って、目を閉じてもマブタに映し出されて。
頭のなかイロンナ考えでグチャグチャで。
…気がついたら朝だった。
本当なら、毎朝双子が迎えにくるのだが、こんな時に顔を合わすなんてできるはずがない。
だからいつもより1時間早く家を出た。
しかも、昨日の雨はどこへやら。
雲一つない晴天だ。俺の心情とはまるで真逆だよ…。
それにしても、一人で登校するなんて、どのくらいぶりだろう…?
騒がしい奴らがいないのも、たまにはいいかもしれない。
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