第1章 仲間達

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あれから3人は毎日一緒にいた。 みんなちょっと離れた寮に住んでいるため学校に来るときも学校から帰るときも昼ご飯食べるときも休憩するときも毎日3人ですごした。 俺はひまわりに正体がばれないか心配だけども~その心配も薄れていった。 菊はいつもアホなことを言って場を盛り上げてくれる。 それを見て笑ってるひまわり。 それを見て突っ込む俺。 楽しい毎日をすごしている。 今日も3人一緒に学校へ向かっている。 (キッキードッカーン) すごい車がなにかにぶつかる音がした。 俺達はパッとそっちを見てみたら車に跳ねられ倒れてる。 おそらく一緒の学校のやつが足からすごい血を流しながら倒れている。 菊がそれを見て倒れてるやつに叫ぶ。 菊「大丈夫か!大丈夫か!しっかりしろ!おい桜お前は血がでてる足をタオルでしばれ!ひまわりは119番に電話しろ!急げ!!」 いつもは見せないその真剣な菊の顔をみて俺らも緊迫した。 ちょっとして救急車が来てそいつは運ばれていった。 引いたやつはそのまま逃げて行った。 何週間かして昼ご飯を食べていたらグラウンドでスポーツクラスのサッカー部が練習をしていた。 それをうらやましそうに見る松葉杖をついたやつがいた。 菊がそいつにきづくと箸をおいて走っていった。 菊「おい!お前あのときの。」 松葉杖「…すいませんどちらでした?」 松葉杖をついたやつは疑わしそうに菊に聞いた。 菊「あなたが車に引かれたときに救急車呼んだり手当てしたもんだけど気失ってたし覚えてねぇ~よな」 すると松葉杖を持ったやつが菊に頭を下げながら涙目でこういった。 松葉杖「助けてくれたのはお前等か…医者から話はきいたよ。ほんとにありがとう。でも俺はサッカーの推薦でこのスポーツクラスに入った…こんな足じゃも~この学校にいる意味ねぇよ…」 菊「そんなことねぇよ。お前が必要だから推薦したんだ。そんな心配するより早く足を治すことを考えろよ。」 松葉杖「そうだな…ありがと」 菊「お前どうせサッカーできないし暇だろ?笑)俺は菊池太一郎。菊だよろしく。こいつが桜見涼。桜、こいつが雪之ひまわり。ひまわりだよろしく」 松葉杖「俺は静岡出身薔薇礼(ばられい)よろしく。お前等3人よく見るよ。仲良さそうでうらやましかったんだ。その中に入っていいのか?」 3人「もちろん!」 薔薇はお兄系ですごいイケメン。身長も高くて冷静沈着って感じのやつだ。
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