第1章 前編

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「ふぅ、疲れた。」 嫌な授業が終わり、俺遠野志貴は親友の衛宮士郎と帰り何するか考えていた。 「いつもどおりゲーセンなんてどうかな?」 士郎は言った。 「よし、じゃあ行こう。」  「げっ!」 志貴は財布の中身を見て1000札が3枚しか入ってないことに気づいた。  「どうした?志貴、金欠か?」 士郎が笑いながら問い掛けてくる。 「当たり。」 志貴は自分の財布の中身を見せてアピールした。 「じゃあ、また今度にするか。」 士郎は俺のことを考えて言ってくれている。 それだけで志貴は幸せだった。 「じゃあ、1ヶ月後に、そうすればバイトで金が増えるだろうから。」 「わかった。じゃあな志貴。」 士郎は家が真逆にあるので帰りは一緒に帰れない。 「俺も帰るか。」 志貴は家に帰った。
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