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敵はなかなか殺し害のある奴だった。
路地裏の電気がチカチカと敵を照らす
相手の武器は拳。
拳でありながら殴るスピードはプロボクサー以上。
当たったら骨折じゃ済まされないな。
「俺ノ拳ガ血を求テイル‼」
なら、奴の攻撃に当たらなければいいだけの話だ‼
「ーフッ❗」
バックステップをして距離を置く。奴の武器は拳、遠距離にすれば奴は接近するだろう。
「どうしたよ?こんなんじゃないだろアンタ?」
「……」
男は無表情のまま語らない。
「そうかい。なら…っ⁉」
気付いたときには目の前には『波動』があった。
「くそっ⁉」
俺は咄嗟に回避しようとしたが間に合わなかった。
「ーがはっ‼」
『これ』は遥かに拳より威力がある
壁に叩きつけられ吐血する
「オワリダ」
男は続けさっきのを出してきた。
立ち上がりナイフを構える。
俺に対象方法はー
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