第3章 前編

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敵はなかなか殺し害のある奴だった。  路地裏の電気がチカチカと敵を照らす 相手の武器は拳。 拳でありながら殴るスピードはプロボクサー以上。  当たったら骨折じゃ済まされないな。  「俺ノ拳ガ血を求テイル‼」 なら、奴の攻撃に当たらなければいいだけの話だ‼  「ーフッ❗」 バックステップをして距離を置く。奴の武器は拳、遠距離にすれば奴は接近するだろう。  「どうしたよ?こんなんじゃないだろアンタ?」 「……」 男は無表情のまま語らない。  「そうかい。なら…っ⁉」 気付いたときには目の前には『波動』があった。  「くそっ⁉」 俺は咄嗟に回避しようとしたが間に合わなかった。  「ーがはっ‼」 『これ』は遥かに拳より威力がある 壁に叩きつけられ吐血する  「オワリダ」 男は続けさっきのを出してきた。  立ち上がりナイフを構える。  俺に対象方法はー
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