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「ん、なんだこれ?」
目を覚ますと、周りは荒らされていた。
「ようやく、起きましたか。さぁ貴方のことを詳しく説明してください!説明しないならここから出ていきますから!」
「???」
俺はまったく状況が掴めなかった。確か俺はこの子を助けてそれから…
「っ!?」
身体中に痛みが走る、いったい俺は何をしたんだろうか?
「…今日はやけにおとなしいですね、さっきの時とは別人みたい。」
さっき?いつのことを彼女は言っているのだろうか。
「えっと、俺は遠野志貴。普通の高校生のはず。」
「遠野?ふざけないでください、さっきは七夜って言ったじゃないですか!」
どうやら俺はまったく記憶にないらしい、これは彼女に聞くしかないようだ。
「俺はまだ君のことを知らないし七夜でもない。詳しく教えてくれないか?」
俺は彼女の目を見ながら聞いた。
「どうやら冗談ではないようですね…わかりました、これじゃあ逆じゃないですか。」
そう言いながら彼女はこれまでのことを説明してくれた。
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