24人が本棚に入れています
本棚に追加
「どうするって?俺は普通に過ごすけど。」
「それは不可能です。」
即答されてしまった。
「貴方はすでに人を殺してしまってます。つまり犯罪者です、そんな人間が平和な日常を送ることは絶対できません。たとえそれが二重人格という理由があるとしてもです。」
まぁそうだろうな。二重人格が信じられる人なんてめったにいないと俺も感じた。今でも俺はいったい何者なのかわからない状態だ。
止まっていた足を再び動き始めながら俺はディズィーに言った。
「とりあえず君のことを解決してから考えるとくよ。」
「そうですか・・・」
ディズィーの表情はなぜか悲しそうだった。
俺はディズィーに研究所までの道のりを教えてもらい警戒しながら街を出た。
最初のコメントを投稿しよう!