最終章 君を愛した時間

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『ハハハ、仲良さそうですね。 私はここの社長をさせてもらっている桐原と申します。 恥ずかしい事に小さい会社なんで、私が直接プロデュースさせてもらいますので。 ではこちらへ…。 あっそうそう、つい1時間くらい前まで虹出てたの見ました? いや~綺麗だったな。 ハハハ、私おしゃべりでしょ? 昔はウソばっかついてたから、口から産まれてきたんじゃないかとか言われたりしてね。 さぁ、どうぞこちらへお掛けください。 素敵な結婚式を共に作り上げましょう。』 蓮の笑顔は今日も、ひまわりを照らす太陽のように光り輝いていた。 蓮と同じ笑顔を持った凛は、北海道で母の車椅子を押しながら、雨上がりのぬかるんだ道を歩いていた。 『凛、あなたもそろそろ結婚相手を探さないと。』 『ん~そうだね。 そろそろ探そうかな。』
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