第一章 赤い悪魔

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『ほんとお前、嘘つくの下手だよな。 で?堂島のヤツはなんて言ってんの?』 『河川沿いにある公園に来いって言ってました…。 1人で待ってるから、桐原さんも1人で来いって…。』 『バーカ、あいつが1人で待ってる訳ないだろ? どうせ10人くらいで待ち伏せしてるに決まってる。』 『桐原さん…どうするんですか? 行くんですか?』 『行かねえに決まってるだろ。 俺が面倒くさいことが嫌いなの知ってるだろ? ケンカもなるべくしたくねぇんだよ。』
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