killer...3

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『だからってあんな皆の前で…』 「それは、本当にごめんっ」 『怒ってるんじゃないって! ただあんな風にゆーとは思ってなかったからさ。 真ってさ、あ~ゆ~騒がしい場って大体傍観決め込むじゃん? もしくはこそっと俺を、何処かに連れてくか。 だから意外だっただけ』 ちょっと困った顔した真が、まだ申し訳なさそうに俺を見つめる。 『俺って大切にされてんのな』 「えっ…?」 『親友で幼馴染みの奴からさ。 俺も同じくらい大切にしねえとな』 まぁ、つまり真の事なんだけど。 照れ臭さでハニカム俺に、真は嬉しそうに笑った。 眠いのか目がちょっと閉じて来ている。 時計を見れば十一時。 疲れてるもんな。 でもなんだか…寝んのもったいねぇ。 久々にお互いの気持ち素直に言った気がして、妙に嬉しい。 「一弥…」 『んぁ?なんだぁ?』 「俺ーちょっと…おかし…っいかも」 確かに変だと思った俺は体を起こして、真のベッドに腰かけた。 真はシーツを頭まで被って、端をギュッて掴んでる。 『どーした?』 「…っ…一弥っ!」 ガバッと起きた真にビックリ、抱き着かれたのもビックリ。  
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