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やっやべえ…マジで恐ぇかも。
『思います!思います!』
「昨日、俺のプリン食べたの誰だったかなぁー」
んなぁ!こいつ、気にすんなとか言いながら、無茶苦茶根に持ってんじゃねえかよ!
『だから悪かったって!
そもそもあれはまこっちゃんがゲームで負けたからだろ!?』
「…っ!誰が負けたって?!」
あ、やべっ。また地雷踏んだ。
抱き締められてる力が強くて痛い。
普通に痛い!
でも此処で食い下がんのも嫌で、話を続けた。
『俺にボロカスに負けてたじゃねえかよーだっ』
「負けてないもんね!あんなの俺が手加減してたに決まってんじゃんか!」
『分かったから耳許で怒鳴るなよ!』
「イチも怒鳴るなぁっ!!」
キーンと耳に響いたまこっちゃんの声のせいで、自分の声の音量が分からない。
『……っ…』
耳許でまこっちゃんが溜め息を吐くから、息が耳に当たってビクついた。
思わず身震いする。
「……イチ?」
それが理由とは気付いてないのか、まこっちゃんは不安そうに話かけてくる。
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