killer...2

7/7
前へ
/194ページ
次へ
「イチ?ごめん、もしかして恐かった?」 ギュッとしていた体を離して、前に回ったまこっちゃんが、すげえ不安そうな顔してる。 …襲われるとかそういう経験があったせいか、きっとやり過ぎたって思ったんだろう。 『べ、別に…』 恐かったんじゃねえっての。 でも言うに言えないから、顔を逸らした。 「ごめんね?」 今度は前から優しく抱き締めて、ポンポンと頭を撫でて来た。 本当に気ィ遣いだよな、真は…。 『大丈夫だって、それよりお前、寮長の挨拶とかあるんじゃねえの?』 「あ、そうだったー!」 慌てて出てったまこっちゃんを見ながら思う。 心配してくれるのは有難いけど、程々にしてもらいたいもんだ。 さてと…。パーティー楽しみますか♪  
/194ページ

最初のコメントを投稿しよう!

438人が本棚に入れています
本棚に追加