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「イチ?ごめん、もしかして恐かった?」
ギュッとしていた体を離して、前に回ったまこっちゃんが、すげえ不安そうな顔してる。
…襲われるとかそういう経験があったせいか、きっとやり過ぎたって思ったんだろう。
『べ、別に…』
恐かったんじゃねえっての。
でも言うに言えないから、顔を逸らした。
「ごめんね?」
今度は前から優しく抱き締めて、ポンポンと頭を撫でて来た。
本当に気ィ遣いだよな、真は…。
『大丈夫だって、それよりお前、寮長の挨拶とかあるんじゃねえの?』
「あ、そうだったー!」
慌てて出てったまこっちゃんを見ながら思う。
心配してくれるのは有難いけど、程々にしてもらいたいもんだ。
さてと…。パーティー楽しみますか♪
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