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『まこっちゃん!悪乗りすんなよ!』
「え!?あっ…ごめ…ん」
我に返ったのか、まこっちゃんは恥ずかしそうに俯いた。
「んじゃあ、僕も愛してるぅ♪」
司会席から瞬が飛び抜け可愛い感じで言うから、反論するにも開いた口が塞がらない。
あぁ、今度は四角関係!?とか…五月蝿いな。
勝手に皆盛り上がって、すでに俺の周りにわらわらと集まって来やがった。
質問攻めに戸惑っていると
「もうそのくらいにしましょうね?
ほら、そろそろお片付けしないと消灯時間に間に合いませんよ?」
と落ち着いた声色が響いた。
柚希ちゃんナイス!助かった~!
渋々と皆片付けを始めて、俺は慌てて柚希ちゃんに駆け寄り、お礼を言う。
「七瀬くんはこれから大変そうですね…」
なんて苦笑されて言われたから、俺まで不安になっちまったよ。
いやぁ~。長い一日だった。なんかすげえ疲れたって感じ?
これから毎日こんな感じかとか考えたら、ちょっと憂鬱だけど、なんだか楽しみかも知んねえ!
あいつ等悪い奴じゃないもんな。
ノリが独特でキャラが濃いくらいで…。
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