killer...3

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『お前…泣いてんのか?』 「な、泣く訳ないじゃん…っ」 なんでそー変な所で意地っ張りなんだよ。 クスッと笑うと真の頭を撫でてやる。 なんか昔から変わんねえよな、俺達。 ガキの頃からずっとこんなんだった。 「さ……ぃよ」 『ん?』 「寂し…いよぉっ」 甘えたような上目遣いにギクリとした。 …ドキッとしたって方が正しいか? 『バカ、俺も寂しいけどさ、一生の別れじゃねえんだし、部屋では会えんだし、休み時間だって会えんだろ?』 寮長って言ったって、生徒会よりは忙しくねえだろ?なんて付け加えて、ゆっくり頭を撫でてやると、涙を溜めた目で見てくる。 うわ、やべっ今ちょっと可愛いとか思っちまったじゃん! 何考えてんだよ俺!? 『お、俺は親友だぜぇ~? 真を見捨ててどっか行ったりしねえよ』 悟られないように、明るくふざけた感じで言ったものの、一瞬真の顔が曇ったように見えた。 月明かりの中で喋ってるから、光の加減か? 「…」 『~~っ!?』 いきなり視界が変わった。 さっきまで俺の胸の中にいた真が、俺の上にいる。 『ちょっと、何にしてーー』  
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