killer...4

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「擽りと頭突きどっちがいい?」 『どっちも嫌です…っ』 渋々体を起こして気付いた。 なんか妙に胸があったかい感じ。 あぁ、そうだ。 いい夢見た気がする。 なんだっけ…。 『まこっちゃん!』 「どしたの?」 『…なんでもない』 一瞬夢を思い出した気がしたけど、結局何も思い出せない。 寝ぼけてんな?と笑って言われたから、俺も取り敢えず笑って、着替えを始めた。 教室の机に突っ伏して、半分寝ていると、妙に騒がしい空気が動いて来た。 なんだよ…うっさいな。 「おはよーさん!諸君!!」 「おはよう」 原因はこいつ等か。 朝っぱらから元気だよな。 「お!イチ、太陽が輝いてるぜ!」 「おはよう、イチくん」 『…はょ』 半分寝惚けてる俺は喋る気力すら危うい。 そんな事関係ないって感じで、二人は俺を挟んで、バンバンマシンガントークを広げる。 喋ってるのは陽ばっかだけど。 陽はあれか? 喋ってなきゃ逝っちまうのか? 「フラフラぴゅ~~ん?」 「そんな感じで落ちかけたの?」 瞬の通訳は見事だよな。 絶対二人じゃ会話が成り立たない気しかしねえもん。  
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