killer...4

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『…本当は違う』 「え?違うの?」 「ジャンピングじゃねえの?」 「ちょっとの間陽ちゃんは黙ってようね」 瞬に言われてショボンと小さくなった陽が面白い! 絶対これ拗ねてんじゃん。 唇尖らせて、体育座りしちゃって。 「何があったの? 一応生徒会でも問題になってるんだ」 『よく分かんねえ』 俺が余計に変な奴と思われないように、慎重に言葉を選ぶ。 周りの奴、チラチラ見てんなよ。 『記憶がないんだよ…』 だから寝惚けてたと言われても、間違えだとは言いにくい。 だけど、俺寝てるつもりなんて全然なかったんだぜ? そもそも屋上に行った事なんて、殆どねえのにさ。 「話じゃ、フェンスが壊れてる所から半分体が出てたって聞いたけど…」 『うん。その状態で寝てたんじゃなくて、気失ってたんだよ』 どこでも寝れるからって、わざわざ誰がそんな危ない場所選ぶかっての。 寝るんだったら、保健室の柚希ちゃんの所に行くしさ。 あれ…。そういやあの日…。 『~~っ!!』 「どうしたの!?」 「んなっ!?大丈夫かァ!!?」 頭痛ぇ。 昔の事とか思い出そうとしたりすると、この現象はよくなるけど、なんだよ。これも思い出すなってか?  
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