killer...4

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廊下を歩くってこんなに疲れたっけ? 昼飯の間も今も、ずっと不機嫌だったまこっちゃん。 もうすぐ予鈴がなるって時にふと足を止めて、俺を見た。 「親友の友達悪く言いたくないけどさ」 此処で一呼吸の間。 「あの二人は手早いからイチとは向いてないよ」 刺々しい言い方で忠告して、一人でさっさと教室に入って行った。 手早いって… やっぱりそうゆ~意味だよ…な? うげっ、確かにそれは嫌かも。 結構トラウマなんだぜ? 面白い奴等だから本気で抵抗してなかったけど、これからはそうしよう。 何よりあのまこっちゃんの目は二度と見たくないんだよ。 マジで恐ぇぇー…。 教室に戻れば、陽も瞬も気にしてないみたいで、それだけが救いだった。 一応謝っておいたけど。  
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