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あっという間に放課後だ。
今日は何するかなぁ。
まこっちゃんの手伝いもねぇーし。
あ、柚希ちゃん所に行って和むってのも有りかな?うん、そうしよう!
「よし!出撃用意!」
前の席の陽が俺達を見て叫んだ。
「解決隊いざっ レッツ出発!」
…あ。完璧忘れてた。
つーか俺それ賛成してないんだけど。
「ごめん、僕は生徒会の用事があるから。じゃあ二人ともまたね」
慌てたまま挨拶を済ませた瞬は、さっさと教室から出て行った。
待てよ…もしかしなくても、陽と二人で行動しなきゃいけねえのか?!
それだけは絶対避けようっ
「よーし!いざァゴー! イチ」
『陽、別々に手掛かり捜した方が、効率良いと思わねぇー…?』
頭に疑問符浮かべっぱなしの陽をなんとか説得(俺が一方的に言っただけ)して、すぐダッシュで教室から出た。
中から俺を呼ぶ声が聞こえたけど、これはごめん、無視しとく。
別に陽が嫌いって訳じゃない。
でも会話にならないのが見えてるから、二人は辛いんだよ!
それにまこっちゃんに言われたばっかなのに、二人ってのも気が退ける。
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